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愛しては、ならない
第36章 愛憎



「それにさ……ほらあの子、お前に気がありそうだぜ?」


森本は声をひそめ、教室の隅で友佳達と居る天然パーマの女子の方を見る。

俺が顔を向けた時、丁度彼女と目が合い、彼女は頬を赤らめて笑いかけてきた。

森本が俺のシャツの裾を引っ張り、頷き言った。



「――ほらな」


「気のせいだろ……それに俺は今特に恋人なんて――」


言いかけて、口をつぐむ。

清崎と別れるつもりが、彼女の悲しげな顔にほだされて結局曖昧なままだ。

森本の白い手が俺の肩をポンと叩いた。



「気楽に考えろって。

まあ、清崎も呼ぶから、楽しくお勉強会しようぜ」


「え……」


「なあ来るだろ?清崎も」


森本が言って、俺が顔を上げると、教室の扉の向こうに清崎が居た。








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