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戦国×ハロウィン
第1章 ハロウィン本能寺
 


『※長文は飛ばしても問題ありません』



 本能寺の変から12日後。信長死後、光秀に味方する者は少なかった。そこへ現れたのは、中国地方へ遠征していたはずの豊臣秀吉。主君の無念を晴らすという絶対的な大儀を持った秀吉は、光秀を追い詰めていた。

「そんな……秀吉殿! なぜ、あなたがここにいるのですか!」

「信長様の敵を討つため、慌てて駆けつけたんじゃい! 信長様から奪った菓子は、全てワシがいただくぞ!」

「あなたが、『you、コスプレが嫌なら本能寺燃やしちゃいなよ』と助言してくださったのではないですか!」

「うわ、本気でやるとは思わなんだ。テストが嫌な小学生じゃあるまいし、マジ火事とかやばくなーい?」

「くっ、私ははめられたのか! こうなれば、なんとしてもこのハロウィン、勝ち抜かなければ」

「で、ハロウィンって、何すれば勝ちなのさ? 信長様は菓子を集めまくればいいとおっしゃっておったが」

「……さあ?」

「仮装も必須らしいが、仮装して何をするんだ?」

「そうだ、官兵衛殿なら詳しいのではないか? あの方は確か、キリシタンでしょう」

「おお、そうだな。さすがは光秀殿、冴えておる! おーい官兵衛、ハロウィンについて教えてくれー!」

「秀吉様、光秀殿、確かあなた方は敵対していたはずでは……?」

「いいからいいから、さ、その冴えた頭を披露してくれ!」

「……それでは。ハロウィンとは元々古代より行われていた儀式であり、日の本で言えばお盆に当たります。古代の人間はこの日この世とあの世が繋がると信じ、死者の魂を迎えるため祭を開きました。しかしこの日は死者の魂と共に妖もやってくるので、悪魔の仮装で彼らの目を欺くようになったのです。この日仮装するのは本来子どもで、『トリックオアトリート』といった合い言葉で近所の家から菓子を貰います。子ども達に菓子をあげる際は『ハッピーハロウィン』と声を掛けるのも通例です。また、この日は林檎を水に浮かべ、手を使わず口で取る遊戯も開催されるそうです。なぜ林檎かというと、この時期収穫できる果物が林檎だからという単純な理由だそうで――」

「……長いな」

「……長いですね。もう文字数がなくなりますよ」




 本能寺の変の実行犯は明智光秀であるが、実は裏で秀吉が糸を引いていたという説もある。
 
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