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透明な鎖
第1章 被虐性愛
「……んっ…ねぇ、もう……はやくっ」
飲みかけのカクテルの入ったグラスが、カラン、と音を立てる。
そちらに意識を向ける余裕なんて微塵もないほど。
あたしは今、目の前の男に翻弄されている。
「早く?なにが?」
口角をあげ、意地悪くあたしを見下ろす。
両手は手錠で繋がれ、両脚は大きく開かされている。
抵抗なんてできない。
……する気もない。
「……お願い……いれて…っ」
何度も絶頂に導かれ、耐え切れなくなったあたしを、更に焦らそうとする。