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透明な鎖
第1章 被虐性愛
飲み会……
もとい、合コンの当日。
今日来てくれたお礼にと莉緒が奢ってくれたドリンクのカップを片手に、あたしたちは待ち合わせ場所に到着した。
こっちはあたしを含めて3人。
ということは、男も3人か。
どんな人が来るかは知らないけど、今日は早めに帰ろう……。
「あっ、待たせてごめんね!」
正面からそう声が聞こえ、男が3人歩いてくるのが見える。
あの人たちか……。
やっぱ莉緒のことだから、イケメンばっかだなー。
呑気にそう思いながら眺めていると、見覚えのある顔を見つけた。