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透明な鎖
第1章 被虐性愛


「あぁぁぁっ…ん…はぁっ……」


M字に開かされた脚の間から、先輩がニヤっと笑みを浮かべるのが見えた。

蜜が溢れていくその穴に、先輩の長い指が入って来る。


「やぁぁぁっ!だめ……っ」


先輩が指を潜り込ませ、中を探るように動かしていく。


「お前が気持ちいいの、ここだろ?」


感じるポイントをピンポイントに刺激され、快感に身体は仰け反る。


……ちゃんと、覚えてるんだ。
5年も経ってるのに。

こんなの、耐えられるわけがない。


「んぁっ……あぁあぁぁっだめっ、イっちゃうぅぅっ」


大きく身体を震わせ、あたしは絶頂に達した。


……気持ちいい。


先輩の舌遣いも、指遣いも。
確かに気持ちいいのに、物足りない。

優しくなんかされなくていいから、もっと、あたしを壊して欲しい。


……でもそんなこと、渚先輩に言えるはずもない。
純粋だったあたししか知らない先輩は、きっと驚く。


おかしいって、異常だって。
そう思われるに決まってる……。




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