この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
透明な鎖
第1章 被虐性愛
「まだイクなよ」
「あぁっ…やあぁぁ…、せんぱっもう…だめ……っ」
言葉も絶え絶えに、先輩にしがみつく。
まだイクななんて言いながら、先輩はあたしの最奥を何度も何度も突いてくる。
……こんな状態で我慢しろなんて……。
「せっかく5年ぶりにこうして繋がってんだから、もっと楽しませて」
そう言って笑った先輩と、目が合った。
……懐かしい。
あの時の記憶が一気に蘇るみたいだ。
最初に繋がった時、初めてで怖がるあたしの手を、先輩はずっと優しく握りしめてくれてた。
あの頃とは先輩もあたしも、すっかり変わってしまったのに。
またこうして繋がれるなんて、夢みたいだ……。