この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
透明な鎖
第2章 秘事


「つーか何回かお前に電話掛けたんだけど」


……電話?


慌てて自分のスマホを見る。

『渚先輩』

そう表示された着信履歴が、数件残っている。


……喧嘩別れしたわけでもないし、忘れなきゃいけないような恋でもなかったから、なんとなく残していた先輩の番号。

同じように、先輩もずっと残してくれてたんだ……。


「ごめんなさい……。気付かなくて……」


少しだけ、胸が熱くなる。


「お前、まだ番号変わってなかったんだな」


そう言って先輩が、口元を綻ばせる。

外もこんなに寒いのに、待っててくれて……本当に悪いことをしてしまった。


「……ほんと、すみません。寒いですよね。入ってください」


そう言って、玄関のドアを開けた。



/50ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ