パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第7章 その7 ｺｺだけ長編☆

私は怖くなり、
職場に走って戻った。


デスクに着き、
（……今の時代、
たとえリポーターでも個人情報ならば容易く調べられる。
迂闊だった）


ストーカーだと思った私は、
携帯を取り出して拒否設定をしようと思った。

セキュリティ操作する。

指を動かしながら、
脳内に……
（悲しいときは思いっきり悲しむんやで。
そしたらまた笑えるから）拓斗くんの言葉と、
笑った顔……金髪と調理服にタバコの匂い……


切り取った写真のように、ワンシーンが過る。

身体が、拒否設定を躊躇う……


（ううん。
きっと、分かっててついてきたんだわ。ぬいぐるみは拾ってくれたけど）
拒否設定をした。