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本日もエロ日和なり
第12章 その12 あっ、ココにも長編が☆
11月末。
街中にキンモクセイの香りが漂う。
3連休。
人混みのなか、駅に走り込み新幹線に乗車した。
そして新大阪にて降りた。
駅近くのショッピングセンターにて待ち合わせしている。
「おーい!春人〜〜〜」
「おお!久しぶりじゃん」
佳聖はほとんど変わらない風貌のままだった。
俺をジロジロ舐め回すように頭の先から足の先まで見たから、
「なんだよ」とムッとすると「お前何か違ってないか?」
「違ってないよ(笑)疲れてるくらいだわ」
「……いーや、何か違ってる。
俺が気付くんだから間違いないね」
男2人で近くの喫茶店に入る。
街は凄い人出だ。
佳聖は心療内科の難しさについて語る。
サポートのつもりが患者を追い詰めてしまうことや、経過は良かったのに突然命を絶った患者のこと。
俺は手術が全く思ったように進まない現場の厳しさや、
助手ばかりで場数を踏めない焦れったさをこぼした。美咲さんのこともチラッと話した。
佳聖は苺クリームパフェをバクバク食べながら、呆れ顔で「お前本当に女に不自由しないね。
何時も誰かは居るよなぁ」
「イヤ、付き合ってないよ」
「知ってるよ。
お前と付き合うには大変だもん」
「女同士揉めるからか?」
「いんや。冷たくされて死にたくなるだろうな」
俺はケーキを切ろうとした右手を止め、
「え?何で」と訊ねた。
「お前、人に関心があまりない質でしょ。
執着とか妬みとか、気付く癖に本人は持ってない。
医者には向いてるけど、
女は辛いんじゃないかなぁ」
若い男が2人して可愛らしいスイーツを食べているのも滑稽だが、
会話はもっと似つかわしくない。
街中にキンモクセイの香りが漂う。
3連休。
人混みのなか、駅に走り込み新幹線に乗車した。
そして新大阪にて降りた。
駅近くのショッピングセンターにて待ち合わせしている。
「おーい!春人〜〜〜」
「おお!久しぶりじゃん」
佳聖はほとんど変わらない風貌のままだった。
俺をジロジロ舐め回すように頭の先から足の先まで見たから、
「なんだよ」とムッとすると「お前何か違ってないか?」
「違ってないよ(笑)疲れてるくらいだわ」
「……いーや、何か違ってる。
俺が気付くんだから間違いないね」
男2人で近くの喫茶店に入る。
街は凄い人出だ。
佳聖は心療内科の難しさについて語る。
サポートのつもりが患者を追い詰めてしまうことや、経過は良かったのに突然命を絶った患者のこと。
俺は手術が全く思ったように進まない現場の厳しさや、
助手ばかりで場数を踏めない焦れったさをこぼした。美咲さんのこともチラッと話した。
佳聖は苺クリームパフェをバクバク食べながら、呆れ顔で「お前本当に女に不自由しないね。
何時も誰かは居るよなぁ」
「イヤ、付き合ってないよ」
「知ってるよ。
お前と付き合うには大変だもん」
「女同士揉めるからか?」
「いんや。冷たくされて死にたくなるだろうな」
俺はケーキを切ろうとした右手を止め、
「え?何で」と訊ねた。
「お前、人に関心があまりない質でしょ。
執着とか妬みとか、気付く癖に本人は持ってない。
医者には向いてるけど、
女は辛いんじゃないかなぁ」
若い男が2人して可愛らしいスイーツを食べているのも滑稽だが、
会話はもっと似つかわしくない。