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本日もエロ日和なり
第12章 その12 あっ、ココにも長編が☆
冷たい………?


「ねぇ、それ本当?」

「あ?何だ自覚なかったか(苦笑)」溶け始めたパフェのアイスを掬い、舌に落とす。

「どんな風に冷たいの?」

「基本的に『何で?どうしてこうするのか?』が他人に対して無いじゃん、
春人は。
それが楽な時もあるけど……」

「辛いほうが多いってこと??」
俺はケーキの三角部分を切り口に運ぶ。


うん、と頷き「とくに女性は多いんじゃないかなぁ、と、思ふ」
頬張り過ぎて古文のようになっている。

「お前は?辛くはなかったの」

「俺?うーん……
辛くはない。ウラヤマシイ、かなぁ。
お前のある種の冷淡さ。
変に感情に引きずられないから」
意外に思った。


この、同級生の佳聖というのは見映えは普通で飄々としている。中肉中背、ずーっと黒髪で短髪のまま。何時も似たような服を着ていて「ラクだから」というマイペースぶり。
俺が女子と遊んでも何をしていても、傍観しているイメージがあったのだ。
『俺は俺ね、お前はお前』みたいに。
他の男子みたいに意地悪をしたりやっかみ混じりで皮肉ったりもない。


佳聖こそ『淡々と』しているのに…


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