この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
本日もエロ日和なり
第18章 その18
普段は全て夕美に任せてあるから、
足りなくなったら卸す程度だ。
「二万でいい………」
画面をタッチする手が震えて止まらない。
『残金ガアリマセン』
―――背筋が瞬時に冷たく固まった。表示された文字がボンヤリ滲んだように見える。
スマホを取り出して、
夕美を呼び出す。
呼び出し音が耳に鳴り響く。
ガチャッ「あっ、夕美か!」なんだ。やっぱり間違いじゃないか――――
『オ客様ノオ掛ケニナッタ番号ハ現在使ワレテオリマセン………
オ客様ノオ掛ケニナッタ番号ハ現在使ワレテオリマセン…………』
無機質な女の声が続く。
鞄が、
力を無くした手から滑り落ちてドサリと音がした。
鞄を見ると、
ジッパーからシワが入った社用封筒が顔を出している。
額から汗が1滴、垂れた。
ちょっとあなた、
早くしてくれませんか?―――――
背後からは苛立ちを露にした女性の声がした………………
〜〜end〜〜
足りなくなったら卸す程度だ。
「二万でいい………」
画面をタッチする手が震えて止まらない。
『残金ガアリマセン』
―――背筋が瞬時に冷たく固まった。表示された文字がボンヤリ滲んだように見える。
スマホを取り出して、
夕美を呼び出す。
呼び出し音が耳に鳴り響く。
ガチャッ「あっ、夕美か!」なんだ。やっぱり間違いじゃないか――――
『オ客様ノオ掛ケニナッタ番号ハ現在使ワレテオリマセン………
オ客様ノオ掛ケニナッタ番号ハ現在使ワレテオリマセン…………』
無機質な女の声が続く。
鞄が、
力を無くした手から滑り落ちてドサリと音がした。
鞄を見ると、
ジッパーからシワが入った社用封筒が顔を出している。
額から汗が1滴、垂れた。
ちょっとあなた、
早くしてくれませんか?―――――
背後からは苛立ちを露にした女性の声がした………………
〜〜end〜〜