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本日もエロ日和なり
第21章 その21
「あっ、
主人です〜〜〜。
早目に帰って来たみたいです。」
リビングへ伸びた廊下まで、
未歩の声が届いた。
(疲れてるけど、
仕方ないよなぁ)
オレは挨拶をしておこうとリビングに顔を出した。
一瞬、
目線が合わさり見つめ合ってしまった。
……息を呑む。
…………夕夏?
なぜ、ここに………
夕夏がグレーのスーツに身を包んで座っている。
夕夏も驚愕した様子だ。
ロマンスグレーの髪を撫で付けた恰幅の良い年配男性が、
腰を上げてオレに挨拶した。
「どうも、
麻田さんが勤めるサロンの者です。
奥様は大変優秀なエステティシャンでしてね。個人指名客も多数居まして経営に尽力して貰っております」
未歩は「恐縮ですわ………」
と照れている。
オレは「あ、ああ……
どうも妻がお世話になりまして……………」
と棒読みで挨拶をする。
未歩が(しっかり挨拶しなさいよっ)
と云わんばかりにオレを肘で小突いた。
「あなた、
こちらはオーナーの娘さん。
ユカさんよ。建築事務所にお勤めなんですって。
奥様に急用が入られて、
三澤さん…オーナーが娘さんを連れてきて下さったのよ」
夕夏はオレを凝視している。
そのとき、
「ママぁ〜〜〜。
おしっこ………」と奏多が奥の子供部屋から欠伸をしながら出てきた。
オーナーとやらが「おやおや、
これは将来が楽しみな坊っちゃんだね」
と好好爺のように破顔した。
「すみません、
保育園から帰って来てよく寝てたものですから。
奏多、
ご挨拶はー?
〔こんにちはー〕って」
奏多は恥ずかしいらしく、
小さな手のひらで顔を隠した。
「アメしゃん、こんにちはっ」
と言いながら……
〜〜end〜〜
主人です〜〜〜。
早目に帰って来たみたいです。」
リビングへ伸びた廊下まで、
未歩の声が届いた。
(疲れてるけど、
仕方ないよなぁ)
オレは挨拶をしておこうとリビングに顔を出した。
一瞬、
目線が合わさり見つめ合ってしまった。
……息を呑む。
…………夕夏?
なぜ、ここに………
夕夏がグレーのスーツに身を包んで座っている。
夕夏も驚愕した様子だ。
ロマンスグレーの髪を撫で付けた恰幅の良い年配男性が、
腰を上げてオレに挨拶した。
「どうも、
麻田さんが勤めるサロンの者です。
奥様は大変優秀なエステティシャンでしてね。個人指名客も多数居まして経営に尽力して貰っております」
未歩は「恐縮ですわ………」
と照れている。
オレは「あ、ああ……
どうも妻がお世話になりまして……………」
と棒読みで挨拶をする。
未歩が(しっかり挨拶しなさいよっ)
と云わんばかりにオレを肘で小突いた。
「あなた、
こちらはオーナーの娘さん。
ユカさんよ。建築事務所にお勤めなんですって。
奥様に急用が入られて、
三澤さん…オーナーが娘さんを連れてきて下さったのよ」
夕夏はオレを凝視している。
そのとき、
「ママぁ〜〜〜。
おしっこ………」と奏多が奥の子供部屋から欠伸をしながら出てきた。
オーナーとやらが「おやおや、
これは将来が楽しみな坊っちゃんだね」
と好好爺のように破顔した。
「すみません、
保育園から帰って来てよく寝てたものですから。
奏多、
ご挨拶はー?
〔こんにちはー〕って」
奏多は恥ずかしいらしく、
小さな手のひらで顔を隠した。
「アメしゃん、こんにちはっ」
と言いながら……
〜〜end〜〜