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本日もエロ日和なり
第21章 その21
ある日のこと。

仕事中に嫁さんからメッセージが入った。


〔今日の夕方、友達夫婦が遊びに来まーす。職場の店が入ってる店舗のオーナーなの。ご夫婦は年配のかたよ。
もし早目に帰ったら居るから挨拶してねー♪ 〕


〔了解でーす〕
と返信した。



午後にクライアントからクレームが入った。
PCを叩いて必死になり修正をして、
何とかクライアントに納得して貰うように運ぶ。
営業部の連中は出払っているし、

クレーム内容がわが社の商品の細部に関わるものだったため…
開発部からオレを含む同僚3人で出向いた。

修正を表した書類を手渡し、
いまいち納得の行かないクライアントに同僚が話術で巧みに交渉する。


『はい、
…わかりました。これで良いです』とクライアントの担当女性がしぶしぶ納得した。


普段こういう役回りは営業部に任せていたので、
夕方帰社したら気疲れからくたくたになっていた。


部長からも叱責があった。

イライラしたオレは、
(吐き出したいかな…)
と夕夏にlineを入れた。


〔今日は夕方以降**建設にて立ち会い業務が入っております。。
また今度お願いします〕

とビジネスライクな【断り】のlineが返ってきた。


がっかりしたオレは、
早目に帰宅して横になろうと帰路についた。


(あー疲れた……)

自宅マンションに着き、
鍵を開けて入る。


「あれっ?」
玄関に見覚えのない革靴が並んでいた。

(あ、客人来るって言ってたなー)


奏多が居るから、
たまに未歩もママ友を呼んだりもする。
玄関には簡易靴箱を設置して、常時何足か靴が並んでいた。
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