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本日もエロ日和なり
第22章 その22
「妻が先に離婚を切り出した。
上手く行ってないのは、
ずっとだったから。
あっちも仕事を持ってるし、
離婚へ向けてかなり貯めていたみたいだ。
1ヶ月半まえ、
成立したよ。」
「……………
私は…………………」
亨はまどかに向き直り、
真っ直ぐ目を見た。
「直ぐにどうこうなろうとは言わない。
君には長く失礼な関係を続けて来たんだ。
それにこっちはバツが付いたオッサンだ。
………ただ、
俺は君が好きなんだ。」
「………何で今まで言ってくれなかったの??
離婚の話とか………
そんな事になってるなんて」
「……言える訳がないよ。だって、
俺は狡くて気弱だ。
そんな話をしたら、
まどかに嫌われてしまう」
まどかは、
茫然としながらも………
涙を溢した。
「言ってくれたらいいのに!
私はあなたの何なのかってずっと思ってたよっ」
感情を吐き出すように怒った。
亨の肩をパシッと叩いた。
亨はまどかを抱き寄せて、
「………まどかが決めてほしい。
無理強いは出来ない立場だから」
と囁く。
「…………そんなの、
急に分からない。
私も………あなたを好きなだけ」
「……………そっか。そうか……そうだったのか。初めて怒ったなぁ。もっと話してよ、
不満とか不安とか。
ちゃんと知りたい、
どう思ってるか」
「………もう、離れようと思ってたのに」
涙が小雨のように零れる。
「…………ギリギリセーフか(苦笑)」
これから、
どうなるか分からない。
分からないけど、
まどかは亨の背中を抱いて握りしめ、離さなかった…………………
〜〜end〜〜
上手く行ってないのは、
ずっとだったから。
あっちも仕事を持ってるし、
離婚へ向けてかなり貯めていたみたいだ。
1ヶ月半まえ、
成立したよ。」
「……………
私は…………………」
亨はまどかに向き直り、
真っ直ぐ目を見た。
「直ぐにどうこうなろうとは言わない。
君には長く失礼な関係を続けて来たんだ。
それにこっちはバツが付いたオッサンだ。
………ただ、
俺は君が好きなんだ。」
「………何で今まで言ってくれなかったの??
離婚の話とか………
そんな事になってるなんて」
「……言える訳がないよ。だって、
俺は狡くて気弱だ。
そんな話をしたら、
まどかに嫌われてしまう」
まどかは、
茫然としながらも………
涙を溢した。
「言ってくれたらいいのに!
私はあなたの何なのかってずっと思ってたよっ」
感情を吐き出すように怒った。
亨の肩をパシッと叩いた。
亨はまどかを抱き寄せて、
「………まどかが決めてほしい。
無理強いは出来ない立場だから」
と囁く。
「…………そんなの、
急に分からない。
私も………あなたを好きなだけ」
「……………そっか。そうか……そうだったのか。初めて怒ったなぁ。もっと話してよ、
不満とか不安とか。
ちゃんと知りたい、
どう思ってるか」
「………もう、離れようと思ってたのに」
涙が小雨のように零れる。
「…………ギリギリセーフか(苦笑)」
これから、
どうなるか分からない。
分からないけど、
まどかは亨の背中を抱いて握りしめ、離さなかった…………………
〜〜end〜〜