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本日もエロ日和なり
第23章 その23
カメラを起動して20秒撮影をした。


―――翌日、
昨日と同じくサービス残業を終えて夜8時に路地裏を通りかかる。


「なおおおう〜〜〜
なおう〜〜〜」


ナオは定位置に座り、雄星を待っている。


「はいはい、
カリカリね」
ドライフードを与えたあと、
カメラを回収した。


「重かったかな?」と言いながら首輪ごと外す。


ナオは食べ足りないのか、
「ぬあおう〜〜〜」
と雄星をジィーッと見詰めた。

「明日は休みだから、
寄れないしなぁ。
小分けに……
しては食えないよな」

ナオに多めにフードをやっておく。。


カリカリと音を立てながら、
ナオは満足そうにフードを食べている。
雄星は右手を伸ばしてナオの頭を撫でた。


「ぬああっ」
食事中は邪魔しちゃいけないらしい。

「はは、
ごめんごめん
じゃ、
また明後日な。」
明後日は月曜だから、
帰りまた寄れる。



雄星は1週間ぶんの疲れを引きずり、
自宅アパートへと帰った。

「あー〜〜〜
つかれた……」

スーツケースを置き、
着替えて手早く(また)ラーメンを作って食べる。
今日は塩味。



明日の休みは、
風俗でたっぷり抜いてこよう。


何せ、
取り立てて使う用途もない貯金だけはかなりの額になっている。

雄星は、
モテないわそもそも女子―身体以外―にあんま興味ないわで、
先々も独り身だろうと考えて安いアパートに住み貯蓄をしている。


地元は、兄夫婦が両親の近場にいるから安心だ。。
自分はこっちでずっと暮らす予定。

35歳までに転勤の辞令が出なければ、
マンションを一室買おうと考えている。
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