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本日もエロ日和なり
第26章 その26
「あっパパだー」
アパートの一室で奥から娘の声がした。
「……おかえり…」
妻は母親の世話からのノイローゼで、
ガリガリに痩せてしまい声に力がない。
顔だけ出してそう言い、寝室へと戻っていく。
「……ただいま」
本音を言うと、
リストラを受けてガソリンスタンドのいち従業員へと降格した旦那を作り笑顔で良いから笑って迎えてほしいんだけど………
「サユキ〜、
晩ご飯食べたか?」
娘に問いかけると、
「うん!うずらの玉子のフライ食べたのー」
とウサギのぬいぐるみを抱っこしてニコニコ笑っている。
「パパはー?
ご飯食べた〜?」
「今からだぞ〜」
久志はコンビニ弁当を買ってくる。
妻は疲れきっており、
『家事は昼過ぎまでが限界なの…』だそうで夕飯がない。
娘のは昼間に作り置きして、
食べさせる。
久志は妻に気を遣いつつ、
リビングでボソボソ弁当を食べた。
(ルリみたいな子が迎えてくれたら、
どんなに毎日幸せだろーか……)
アパートの一室で奥から娘の声がした。
「……おかえり…」
妻は母親の世話からのノイローゼで、
ガリガリに痩せてしまい声に力がない。
顔だけ出してそう言い、寝室へと戻っていく。
「……ただいま」
本音を言うと、
リストラを受けてガソリンスタンドのいち従業員へと降格した旦那を作り笑顔で良いから笑って迎えてほしいんだけど………
「サユキ〜、
晩ご飯食べたか?」
娘に問いかけると、
「うん!うずらの玉子のフライ食べたのー」
とウサギのぬいぐるみを抱っこしてニコニコ笑っている。
「パパはー?
ご飯食べた〜?」
「今からだぞ〜」
久志はコンビニ弁当を買ってくる。
妻は疲れきっており、
『家事は昼過ぎまでが限界なの…』だそうで夕飯がない。
娘のは昼間に作り置きして、
食べさせる。
久志は妻に気を遣いつつ、
リビングでボソボソ弁当を食べた。
(ルリみたいな子が迎えてくれたら、
どんなに毎日幸せだろーか……)