この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
本日もエロ日和なり
第26章 その26
中年男の哀しい夢想。
だが久志には『夢想』だけでも虚しい現実からちょっとだけ逃避できた………………
―――――――――
翌日、
業務中のこと。
店長に「ハダくーん、
ちょっと…」と手招きされた。
久志は「何でしょう?」
と駆け寄る。
「ちょっと話があるんだ。事務所に来てくれないか」
「………はい」
(まさか………
ここもクビじゃあ…………)
急な呼び出しに、
心臓がバクバク揺れた。
事務所にて………
「座ってくれ。
話というのはだね…」
(ああ〜。
店長の低く神妙な声…
クビか?バイトに降格か?)
椅子に座りながら気が気じゃない。
「羽田くん、
主任になってくれないか?」
「………はっ?」
「いやね、
年配者が多いだろう?ウチは。
サカタさんが膝を悪くしちゃってねー。
今まで通り動けそうにないんだわ」
サカタとは、
副店長であるベテラン社員男性だ。
「サカタさん頑張ってくれてたんだけど…
ムリしたらしくてね。
手術するんだわ。
で、
羽田くんに後任を頼もうかなと」
「は、ありがとうございます。
喜んで勤めさせていただきます」
「そうか!
はっはっは、頑張ってくれよ〜」
伝えて安心したのか店長はホッとした表情を見せる。
「羽田くん危険物資格もあるし、
助かるんだよ」
「はぁ、
頑張らせていただきますね」
ラッキー。
実は大型免許も持っている。
メーカーに勤務中は畑違いで役にも立たない資格だったが、
取っといて良かった!
雀の涙だろうけど、
少しは昇給するだろう。
だが久志には『夢想』だけでも虚しい現実からちょっとだけ逃避できた………………
―――――――――
翌日、
業務中のこと。
店長に「ハダくーん、
ちょっと…」と手招きされた。
久志は「何でしょう?」
と駆け寄る。
「ちょっと話があるんだ。事務所に来てくれないか」
「………はい」
(まさか………
ここもクビじゃあ…………)
急な呼び出しに、
心臓がバクバク揺れた。
事務所にて………
「座ってくれ。
話というのはだね…」
(ああ〜。
店長の低く神妙な声…
クビか?バイトに降格か?)
椅子に座りながら気が気じゃない。
「羽田くん、
主任になってくれないか?」
「………はっ?」
「いやね、
年配者が多いだろう?ウチは。
サカタさんが膝を悪くしちゃってねー。
今まで通り動けそうにないんだわ」
サカタとは、
副店長であるベテラン社員男性だ。
「サカタさん頑張ってくれてたんだけど…
ムリしたらしくてね。
手術するんだわ。
で、
羽田くんに後任を頼もうかなと」
「は、ありがとうございます。
喜んで勤めさせていただきます」
「そうか!
はっはっは、頑張ってくれよ〜」
伝えて安心したのか店長はホッとした表情を見せる。
「羽田くん危険物資格もあるし、
助かるんだよ」
「はぁ、
頑張らせていただきますね」
ラッキー。
実は大型免許も持っている。
メーカーに勤務中は畑違いで役にも立たない資格だったが、
取っといて良かった!
雀の涙だろうけど、
少しは昇給するだろう。