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刑事とJK
第33章 V S





斉藤は口を開いた



「勝手なことばっかしてんじゃねぇ…」






斉藤は、怒っていた






『ごめん…』





「ごめんじゃねぇんだよ…
オレは関わんなっつったはずだ」





『…ごめん…』






「まだ、早く気付けてマシだったけどな…
あと少し遅かったら、
何されてたかわかんなかったんだぞ?」




『…ごめん…』




「いくらオレが守ろうと思っても、
自分から危険に首突っ込もうとするお前を
毎回毎回助けられるわけねぇだろ!!」





『…ごめ…』





ゆうひの顔を涙がこぼれ落ちた






斉藤は掴んでいた手を放した



チッと舌打ちして、
頭を掻く



ゆうひは眉を下げ、
しかし顔は歪めずに泣いた



その左頬は赤く赤くなっている








「…お前、顔…」



斉藤はゆうひの頬に触れた



ピリッと痛み、
体をびくつかせた







「…腫れてんじゃねぇかよ…」



『…ごめん』






ひたすらごめんと言い続けるゆうひ…



いつもみたいに甘えようとは
決してしなかった







『…ごめん…』





「…もういいって…」






『…ごめん…』








「もう言うな…」








『…ごめ…』



「言うなっつってんだろ馬鹿野郎!!!」






斉藤はゆうひを抱きしめた



強く、痛いほど抱きしめた







斉藤の体は震えていた




「どんだけ…どんだけ心配させりゃ
気が済むんだよオメェは…」





『…ごめん
ごめんねぇ…斉藤…、ごめんなさいぃ…』





ゆうひも斉藤を抱きしめた












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