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欲望のままに
第2章 始めての体験

そんな桃華の気もしらずに痴漢の指は下着越しに桃華の一番敏感な所を触れてきた。

体を震わせ強い刺激で出そうになる声を、自分の手を噛み抑える桃華。だがんんっ...耐えようとする姿も痴漢を喜ばす行為だという事に桃華は気が付いていない。

鳴かぬなら鳴かせてみせようというように、痴漢は既に少し大きくなっている桃華の敏感な所を下着越しだが優しくなぞる。

そして桃華の呼吸や反応を見て、強弱をつけ徐々に快感へと導いていった。

実は桃華はオナニーでイクことが出来ても、自分以外の人にしてもらう事でイクことはなかった。

だが今回はもしかしたらいってしまうかもしれないと思うほどに心地よい、無理矢理にいかせようとするのではなく、徐々にだが確実に桃華を快感へと導いていた。

太腿の内側に力をいれ、体を震わす桃華。体はもう痴漢に寄りかかるようになっている。桃華が気づいていないだけで周りはもうこの行為に気が付いてもおかしくないような状況であった。

しかし、桃華はそれどころではない。今までにないくらいに顔を赤くし、深呼吸を繰り返し、悩ましい顔で痴漢から与えられる快感を受け、達することが出来るかもしれないという期待をし、触られている箇所だけに集中していた。

すると、痴漢は下着の中に指を入れ、直接桃華の赤く晴れて少し大きくなっている所を撫で始めた。こうなると今まで以上に大きくなるピチャ..ピチャっという恥ずかしい音。桃華はイヤとでも言うように自分の耳を空いている手で抑える。

しばらくすると、もういってしまいそうだと思った桃華は「もう...ぁっ..」と手を口から離し呟く。その声を聞いた痴漢はスッと指を下着から抜き、止めてしまった。「やっ...なんで...」と呟く桃華。これではいけなくて逆に辛いだけだ。

だが、そんな桃華に対して痴漢は「残念だったね。もう時間切れだよ。そろそろ駅に着く。」と言った。「えっ...」と外を見ると確かに電車は動き始めていてそろそろお祭りが行なわれる駅に着くところだった。
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