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欲望のままに
第2章 始めての体験

痴漢には何でもお見通しのようで、一方桃華は触って欲しいって自分で言わなきゃしてくれないってこと?そんなの恥ずかしいし出来ないでも...と内心格闘していた。だが少し指で突かれただけであそこはジュンと疼き快楽を求ているのも確かであった。

そして悩んだ末、桃華は顔を赤らめ大きく深呼吸したあとに小さい声で「ほしいです...」と呟いた。

すると痴漢はまた耳元に顔を近づけ、「今はそれで許してあげる。でも次からはちゃんと何をどうして欲しいか言わないとしてあげないよ?それにしても...本当にいい趣味してるよ君。普通ならやめてくださいとか言わない?」と言い桃華の大事な所を下着越しに撫でる痴漢。

欲しかった刺激に桃華はあぁっ...と熱を帯びた声を出す。だが、ここは電車の中である事を思い出したのか、はっとしたように口に思わず手を当てた。

そんな桃華を見て痴漢は「声抑えちゃうの?本当はみんなに君の恥ずかしい声聞いて欲しいんじゃない?」と桃華の羞恥心を煽る。その言葉を聞き更に顔が赤くなる。

桃華の恥ずかしい所からピチャピチャと下着越しから刺激するだけで音がなる。その音に桃華は周りに気づかれたらと恥ずかしくてたまらなかった。何とか音をたてないようにと足を閉じようとするが痴漢がそれに気づいたのか桃華の足の間に足を入れ込む。

「足は閉じないで上手く触れないから、それともやめてほしい?」という痴漢に対し桃華は小さく首を振る。ふっと笑った痴漢は「そうだよね。バックが当たってるだけでえっちな妄想しちゃう子なんだから。僕のバックが濡れちゃうんじゃないかって心配したぐらい、息荒くしちゃってさ。ほんと変態だよね。」

最初から気づいていたことに驚き、変態だと言われたことに興奮してしまう。だがそれと同時にこれからどうなってしまうんだろうと少し不安に感じ始めた桃華。



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