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第4章 探求

翔と東京駅の北口改札で待ち合わせし、
電車で移動。

どうやら行きたい場所があるらしいから、
俺はついて行く事にした。


久々に見た翔は、結婚して少し落ち着いた様にも見えた。

目的地の駅に着き、
少し飲むか？と奴が言うから、昼間からでも飲める店に入った。

再会に乾杯し、生ビールを飲む。

「住むには東京は向かないけど、
遊ぶにはいいな」

「奥さん居たら、遊んでらんないだろ？」

「まぁね。
だから、こういう機会に羽伸ばすんだよ」

「奥さん元気か？
翔の会社で一番の美人だったんだろ？」

「今は、普通の女よ。
子供出来てさ、まぁ、あと半年したら俺もパパ」

「おめでとうだけど、翔のパパって、想像つかね」

「俺も実感がイマイチ。
でも、エッチさせない菜々子見てると本当なんだろ」

「奥さん妊娠中なんだから、仕方ないだろ」

「仕方なくても、溜まるだろ」

「溜まっても仕方ないだろ」

「夏樹はいいなー
彼女としてんだろ？」

今朝もしたけど何か？
なんて言ったら、血迷いそうだな‥‥
溜まったもんをぶっかけられたら、
俺が堪らない。

「まぁ‥‥それなり？」

と濁した。