この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初めて知る痴愛の味
第1章 新春、また短い一年が始まってしまう
「またかよ!」



朝早く起きてバターを塗ったトーストを手に持ち、テレビでやっているニュースを見て
大きな声での一言だった

というのも報道されている内容が無いようなだけに私は怒らざる負えなかった。


「都内の高校教師が教え子に対して買春、猥褻な行為をした容疑で逮捕されました」



自分の信条としてあくまで生徒とは先生と教え子の距離を保つべきであるし、
性の対象とするなんてもっての他であった。


春、
新しい学級の始まりでありひとつ前に私の勤めていた学校とは10年も経っており
今の学校とは2年目であった。




「そろそろ出る時間か」


そう呟きながら私はカバンを持って靴を履き、車に乗って高校へと向かおうとしていた。



「水品先生おはようございます」


挨拶をしてきたのは去年再会した中島先生であった。


「おはようございます今日は暖かいですねぇ」


「ええ、通りに生えていた桜の木も見事に満開で綺麗でしたよ」
笑顔で答える中島先生。


「おおそうですか気づきませんでした。帰りに見てみますよ」



そう言い終わった後で若い男性教師が挨拶をしてきて彼と私で世間話を始めたため
自然と中島先生との会話は終わった。



彼との話を終えてから私は自分の椅子に腰かけ始業式が始まる時間までに
初回の授業で使う予定の資料を作成していた。



集中すると時間を忘れてしまったのだろう
作成の途中で一休みするためにパソコンから目を離し、
不意に時計を見るともう教室の生徒を体育館へと誘導する時間だった。


急いで仮の担当教室へと向かい誘導をして体育館に集まって校長先生がお話をする。


もう二十回目となるこの始業式が始まり、
校長先生のお話を聞いているために私自身も
これからの一年が待っているのだなあという自覚を持つようになっていた。
/84ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ