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初めて知る痴愛の味
第1章 新春、また短い一年が始まってしまう
始業式が終わり生徒たちは自分の教室に戻る。


私たち先生も一度職員室に戻りここで自分たちの担当教室が初めて発表される


職員室を抜け、渡り廊下を渡って階段を上り私の担当と決まった2年2組の教室へと向かう


顔見知りや友人と同じクラスになったのだろう生徒たちの元気な声が一階からでも聞こえてくる。


でも流石だなあと思うのは私が教壇に立つと少し静かになり自分の席へとみんなが座ったことである。


「みなさん、初めましての人もいるのかな?
みんなが1年生の頃は1組から3組の数学を担当してましたので
4組から6組の人は顔を合わせるのは初めてだろうね
それでは私の自己紹介をしようと思います」



一度背中を皆に見せチョークを右手に持ち、名前を黒板に書いて再び前を向く



「私の名前は水品昭雄といいます
この2年2組の担当でもありますが2年生の理系クラスの数学は私が教えます
これから一年間頑張っていきましょう」



「さて、私の自己紹介も済みましたし皆さんも自分の名前、入ってる部活、
好きなこと、趣味なんかを一番の人からお願いします」



クラスの皆が自己紹介が終わり私が明日の予定や春休みの間に起こった不審者情報を伝えてから午前中に帰した。



朝早くから職員室で作成していた資料の続きを行い今日は4時頃に帰ることができた



この年になったのだが家に帰っても奥さんはいない
若いころからお付き合いをすることは何度かあったのだが全て結婚を考えるまでには至らなかったのだった


それもこの身の上の理由ではあるが
今は体だけの関係の女性がいるというのもあって
性欲の発散もできてしまうということ、
家事は自分でするというのが習慣になってしまっていること、
仕事の充実感がありわざわざ結婚をしようとは思わなくなってしまった
こんな考え方をしていたらますます縁から遠ざかっている気がしてしまうそんな気がしてならない


勿論両親に孫の顔を見せてやりたいというのはあるし
年金暮らしに一人寂しくというのは嫌なのでいずれは・・・
と考えてはいるが結婚まで考える相手は自分の前に現れないのでは?
と今日この頃思いつつあった



春というのは教え子の顔が見られる楽しみと
また一年過ぎてしまったという自覚が嫌でも結婚への焦りを掻き立てる季節であり
どちらかといえばあまり好きではないのだ
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