この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第14章 お友達?
やがて、お酒が回ったのか皆さん饒舌になって。

「九宝ちゃんってさあ。彼氏いないの?」

と、寺内さんがプライベートな話題に触れだした。

「居ません…。」

「さっきの名刺、裏にプラベの番号書いてあるから、連絡頂戴。」と耳元で囁きだした。

何でみんな耳元で囁くの。池ノ内さんにも同じように…。と思ってふと見ると、離席していた。お花を摘みに行かれたのかしら?

「色白いね…。俺、手相見れるんだよ。見てあげる。」といきなり左手を捕まれた。

割り箸でそーっと手の線をなぞられて、ゾクゾクと寒気がする。

「うーんいいねぇ。美人って言われるでしょ。眼鏡とっていい?人相も見てあげるよ。」

何が良いのかしら?人相って何?

と思っていると勝手に眼鏡を奪われた。

「返してくださいっ。やめて…。」

「いやいや、ちゃんと横向いててくれなきゃ見れないよ。」

「何を見るんですか?」

「人相だよ。」

だから、何なのよそれはっ。日本語通じてよっ!

「綺麗なEラインだね。中国の女優のさ、トン・リーヤーに似てるね。言われない?」

「知りません。」

「有名な女優さんだよ。YouTubeで見れるから今、映像出してあげる。」

そんな事より、
「眼鏡返してくださいっ。お願いっ。」

奪われた眼鏡を取り返えそうと伸ばした左手を、寺内さんは不意に捕まえて、手首の腕時計ををじっと見つめた。

「すげーっ。これパテックだよね?どうしたの?」
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ