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第14章 お友達？

※ここまで読んで下さってありがとうございます。次章、真子さん初体験です。長々引っ張ってすみません。初体験は、残念な感じです。

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「そんな地味な時計………。」

と、低く小さな声が隣から聞こえて、顔を向けると池ノ内さんが戻っていた。随分長かった気がするけど具合でも悪いのかしら？

大丈夫ですか？と声を掛けようとした時、池ノ内さんのスマホが震え、彼女はそれを手に再び席を外した。

場はすっかり時計の話になっていて、寺内さんが自分の時計を外して何やら語っている。

こうなると長そうね。剛ちゃんのファッション哲学講座に、雰囲気が似ているもの。

そんな事を考えながら飲み物で口を湿らせていると、池ノ内さんが帰ってくる姿が見えた。

「真子ちゃんごめーん。」

と、大声で、謝るように両手を合わせて近付いてくる。

「？？？」
何だろう？どうしたの？

「外出たら真子ちゃんのセフレ？に偶然会ってさあ。」

はい？？？？

「真子居るんだろって、詰められて嘘突き通せなかった。ここに居るのバレちゃった。本当にごめんっ。」