この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
私は犬
第15章 初体験*
「いいか、よく聞け。10分でこれを飲め。」

「残りには、今は手をつけるなよ。冷蔵庫にでもしまっておけ。分かった?」

「わかったわ。」

「よし。いい子だ。風呂借りるぞ。」

そう言って、その場を離れた。

コブレットに注がれた薄いルビー色のワインが、甘い香りを放ちながら5角形のコブレットを彩る。1口含むと懐かしい味がした。

このコブレットは、ある角度から見るとエッチングが重なって、中にお星さまが見えるのよ。誰も知らない私たちだけの秘密だけど。

自分たちが思いつきで手掛けた品が、きちんと世界に流通していたのだと。音羽さんがこのコブレットを持っているのを見て、そう確信できて。あの瞬間、胸の中になんとも云えない感動が広がった…。

音羽さんがこの秘密のお星さまの存在を知ったら、きっと驚くわね。

ん???音羽さんと言えば?彼が向かった先は……。まあ大変っ!!

大急ぎでワインを全て飲み干して、駆け付けると…

上半身裸の音羽さんが、私がさっき干した下着を洗濯ハンガーごと持ちながら、バスルームから出てきたところで。

「お前、凄いの着けてんな。」とニヤニヤしながら。それを手渡された……。

ああ…。間に合わなかった………。
/637ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ