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私は犬
第16章 人並みになりたい*
「よし。今日はこのまま飯でも食って帰るか。」

ジロジロタイムがやっと終わって、エレベーターに乗り込んだとたん、音羽さんがそう言い出すからカチンと来た。

「仰る意味がわかりかねます。」

何を言ってんのよ。私は会社に帰るのよ。今日こそはバレエの練習に行くの。水曜日なんだから。

「付き合えよ。」

何よ!馴れ馴れし過ぎない?これが噂の職権乱用?もしかしてっ!これがセクハラっ?

「セクハラですか?」

言ってやったわ!言ってやったわよ!大切な事は2回言えって剛ちゃんが言ってたから、もう1回言うべき?

「………。あのなぁ…。話しがあるんだ。いいから来いっ。」

ちょっと。触らないでっ!

「離してよっ。セクハラっ!」

「………。」

ざまぁみろ。って台詞はこういう時に使えばいいのかしら?

ちょうどいいタイミングで扉が開いて、勇んで飛び出したらあれ??何で1階じゃないの?玄関はどこよっ……。


キョロキョロ回りを見ながら、状況を確認していたら、

「はい。こっち…。いいから来なさい。」

と声がして、併設された中国料理店に連行された。こんな場所で騒ぐのは、はしたないわね…。でも、様子を見て逃げてやるわ。言う事なんかきかないんだから。絶対に。
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