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私は犬
第17章 契約
その後、「洗濯は俺がする。」と宣言されて、なぜかリビングに連行され、新聞とパソコンと葡萄がソファーに座る私の前に運ばれてきた。温かい紅茶と一緒に。

何だがそれがとても悔しくて。全て、ダイニングルームのテーブルに移動させてから、そこで改めて作業を続けた。決めたのよ。私、貴方の言う事なんて、絶対に聞いてなんかあげないって。それなのに、

「なあ。今日の予定を教えろ。」

何で隣に来るのよっ!珈琲なら、ソファーで飲んでよ!新聞まで読んで、何なのよっ!

「13時〜17時まで、バレエのお稽古。以上。」

「ちょっと付き合え。」

「嫌ですっ!何で、貴方に付き合わなければならないの?貴重な週末なのよ?」

「あー。アレだ、市場調査だ。」

「………お仕事?」

音羽さんは、お休みの日にもお仕事しているの?孝徳さんと同じで、意外と努力家なのね。

「どこに行くの?」

「アメリカからチェーン店のパンケーキ屋が来る。近々、1号店が吉祥寺にオープンするんだ。その競合店のリサーチだ。」

ああ。アレなら食べた事があるわ。アメリカの老舗パンケーキ屋さんね。この間、七宝堂さんと一緒に居たから…。ブームを仕掛けるのかしら?日本のどこの会社と、出店契約を結ぶの?

気になる…。ここは、きちんと見ておいた方が良さそうね。ブームが来たら、いろいろな物に影響するわ。きっと…。

「良いわよ。早く行きましょ。」

「まだ7時だから待て……。それに着替えろ…。その格好で行くのか?」

これじゃ駄目なの?やっぱり??
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