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私は犬
第21章 赤い紐*
どれくらいそうしていただろう。ふと肩に彼の手が回されて、グイと引き寄せられた。

唇が優しく上下唇をそれぞれ啄み、お酒の味のする舌がチロチロと侵入してくる。ぁっっ…っ。着衣をまさぐり、手が侵入を開始する。膝が股の間に割って入り……。

「お風呂入りたいっ!でなきゃ駄目っ!」

「…………。またコレかよっ。」

言いたい事があるのなら、呟いてないでもっと大きな声で言えばいいのに。じゃなくちゃ聞こえないじゃないっ!

「はいはい。お風呂はこっちです…。」

そう言ってバスルームへ案内してくれた。でも…。

「ここじゃ無理よ。何にも無いもの。シャンプーも、化粧水すら無いわ。」

「………。あー。お持ち致します。お待ち下さいませませ。」

そう言って音羽さんはどこかに行ってしまった。待ちながら何かが変な事に気が付いた。

私が帰って、自分の家で入れば早いと思うのだけれど、何でここで待たなければいけないの??

バスタブのお湯を止めて玄関へ向かうと、靴を片手に摘まみプラプラさせながら荷物を抱えた音羽さんが、タイミング良く帰ってきた。

「コレ、通路に落ちてたけどお前のだよな?まったく……。」

そうよ。来る途中、貴方が引っ張るから脱げちゃったのよ。私のせいみたいに言わないでっ!

「風呂の道具とってきた。ほら、早く入るぞ。」

なんでそんなに偉そうなのよ…。もうっ…。
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