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私は犬
第21章 赤い紐*
仕方なくバスルームへ引き返す。さっさと入って5回目のセックスを片付けちゃうわよ。

「…………。おい…。待て…。」

待て?何が?そう思いながら、手を止めて顔を上げる

「お前の荷物、取ってきてやったのに、お礼とか無いの?」

「ありがとー。」
コレでいいでしょ。早くしてよっ。

「そうじゃなくて、褒美よこせ。」

「褒美?どんな?」
はいはい。何でも差し上げますわよ。

「俺の言う通りに脱げよ。」

「それでいいの?分かったわ。」

また服を着た方がいいかしら。ブラとパンツとストッキングだけなんだけど…。

「ストッキングの真ん中、自分で破け。」

今、何て?破け?

「なあ、褒美くれんだろ?早くしろ。手伝おうか?」

手伝うの?破くのを?驚きすぎて声を出せずに、ストッキングを履いた脚を見つめ続けていると、視界に音羽さんの顔が飛び込んで来た。

「なぁ。まだ?」

と、しゃがんだ姿勢のままじっと下から見つめてくる。息を吸って、覚悟を決めてストッキングに両手を伸ばして掴んだ。

「あー。真ん中、そこじゃねぇ。マンコん所。早くしろよ。待たせんな。」

そこは…。脚を開かないと破けない……。

「ほら。股おっぴろげて、早く破けって。」

音羽さんはそう言いながら、脚をてしてしと裏手で叩き出した。そして

「最初だけ手伝ってやる。」

と言って、私の内腿に両手を差し込んでグイっと大きく開いた。
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