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私は犬
第27章 止めらんねぇ*
「……みんな、こんなモンだ。真子が特別おかしい訳じゃない…。」

そうなんだ。良かった。

………やっぱり、他の女性の身体も知っているんだ…。

・・・・・・・・・・・・・・・・

いつものように、おっぱいの上下が縛られた。今日は手は縛らないみたい。でも、最初の頃より締め付けはずっと強いから、少し動くと紐が肌に食い込む。ギチギチに締め上げられたおっぱいは、いつもより存在を主張している。

下の紐の真ん中に紐を通して、上に引っ張りながら2回ねじりあげて。V字にしてから、首の左右に沿って後ろへ固定された。首に沿う所の紐には小さなタオルが咬まされた。これ、赤い紐で最初に縛られた時と同じだわ…。

「グローブはめろ。」

今日は手は縛らないと思っていたのに違うみたい…。少し不安な気持ちで黒い肘上まであるグローブをはめる。

「両手、前に出せ。」

赤い紐を手に持つと、有史さんは別の人みたいになる。口数が少なくなって、目が鋭さを増す。それが怖い…。

前で手首がぐるぐると拘束された。紐がぐいと後ろへ引っ張られると腕が持ち上がり、頭の後ろへ縛られた手がまわった。


紐先がウエストへ2周されて。後ろの紐を潜ってまた手首を通る。余った紐が、両方の二の腕と肘下をまとめてぐるぐる縛って、紐が動かないように真ん中を固定する。
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