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私は犬
第28章 アメリアの夢
スイスでの寄宿舎生活を終えたアメリアは、本国へ帰っても夢を捨てなかった。大学に通いながら、書きためたお話達を、根気よく曾祖父の興した会社へ持ち込んで、その粘り強さでチャンスを掴んだ。

コネなんかあっても、実力が無ければ何もならない。アメリアには実力があった。夢を叶えるための情熱も根気も。

『私達の物語が映画になるのっ!アニメよっ!私も脚本や制作に、少しだけど参加出来るのっ!』

と、深夜にけたたましい着信音で叩き起こされて、そう知らされた時、自分の事より嬉しくて、通話しながら部屋中を踊りながら走り回った。

彼女の作品を特別な物にするために、今までも、皆でたくさんの事を形にしてきた。

アメリアを良く知るおば様にも、もちろんお話しした。おじ様も、出来るだけの事をしよう。と快く協力を申し出てくれた。

尚紅は、伯父さんを巻き込んで、コラボという形で靴を作った。シンデレラみたいなガラスの靴だ。服飾界に少なからずコネを持つ同級生達も協力してくれて、有名なメゾン等がそれぞれ、雪のようなガラスの靴をコンセプトにして靴を作った。

創業者一族で主要株主でもある、アメリアの両親は、娘の人生の晴れの舞台を飾ろうとの親心からか、莫大な宣伝費用をもぎとったらしい。

アメリアの物語はこの冬、公開になる。Frozenの邦題は何だったかな…。アンナと雪の女王だったかな…。
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