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私は犬
第30章 主導権*
今なら誰も見てない…。だから、この縄にクリトリスを食い込ませてオナニーしても大丈夫。きっと大丈夫…。

股縄に体重を掛けて、夢中で腰を前後に振りたくる。力を入れた膣が偽物おチンコに抱き付くと、中の気持ちいい場所を甘く押してくる。ちぎれそうな乳首が、カーッと熱く痛んで、チリチリした電気が駆け抜けて気持ちがいい…。

腰が止まらない。逝きたくて止まらない。腰を振るたびに、チンニングスタンドがガチャガチャと不愉快な音をたてた。

大きな官能の波が、いけない私を呑み込むためにやってくる…。もっとたくさん。もっと激しく…。逝くっ……。

めいいっぱい股縄をおマンコに食い込ませて、絶頂を貪った。1度じゃ足りない。もっとしたい……。何度目かの絶頂を迎えた時、仰け反った背中に勢いよく引っ張られた乳首のクリップの片方が、チリリンと鈴音をたてて外れて飛んだ。

乳首の刺激が足りない。もっとして…。おマンコも、もっと気持ち良くして……。目の前の快楽に夢中になりすぎて、扉が開いた事なんてちっとも気がつかなかった。

だから、視界の端に有史さんの姿を見つけた時は、頭が殴られたみたいに停止して、全く動けなくなった…。

「真っ赤な顔して、何やってんの…。はぁ〜っ。」
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