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第2章 舌

その時、トモ君の舌の引っ掛かりが突然はずれ、弾かれた舌が突起の表面を滑って行きました。

「はあっ！」

私はたまらず声を上げ、仰け反りました。

それからは、その舌の動きは割れ目の端に掛かることなく、突起だけを何度も舐め上げました。

自分の指より、柔らかく、広く、柔軟性を持っていました。

同じ圧力で、突起の周りの粘膜も一緒に撫でられました。

始めから唾液があるせいか、強く圧力があっても痛くありません。

違いました。

指とは全然違います。

指はかたく、そして、一点しか愛撫することが出来ないのです。

私はいつも、その一点を、どうゆう動きが一番気持ちいいのか、毎回試行錯誤を繰り返しながら愛撫していました。

そして、見つからないまま、声も押し殺し、体の動きも抑えながら、もどかしさの中でいつも浅い絶頂を迎えていました。

この感触は、今まで自分に与えていたどの感触とも違いました。

そして、今までで一番気持ちがいいものでした。

気持ちがいい、というのを超えていました。