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背徳の迷宮
第2章 運命

今回の待ち合わせ場所に
指定したのは俺の行きつけの高級中華 星星。
値段はそれなりにするが、 
味は最上級。
本当にオススメな店を兄貴と婚約者に
薔薇の花束と中華料理をプレゼントすることにしている。


いつもの見なれた中華料理とは思えない
モダンテイストのエントランスを通ると


「いらっしゃいませ。高島様。
御待ちしておりました。」


カウンターで待機していた支配人が
常連の俺に気付き、一礼する。


「高島様、先に御越しのお客様が御待ちでございます。
ご案内致します。」


お俺は頷き、支配人は大広間を通りすぎ
個室へと案内する。



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