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失恋キューピッド
第10章 ***深之side***

「────愛弓、お母さんが悪かったわ。二度と手伝えなんて言わないから、リビングで大人しく待っていてちょうだい」
このままだと、いつか俺達に『アユミの指が入った血まみれスープ』を食べさせてしまうかもしれないと危惧した彩佳さんは、自分の愛娘に『キッチン立ち入り禁止令』を出した。
アユミは当然ブータレたが、親父と俺も彩佳さんに賛同したため渋々ながら料理を諦めた。
しかし───…
「ど、泥棒…!?」
帰宅した彩佳さんがリビングを見て咄嗟に110番しそうになったのも無理はない。
このままだと、いつか俺達に『アユミの指が入った血まみれスープ』を食べさせてしまうかもしれないと危惧した彩佳さんは、自分の愛娘に『キッチン立ち入り禁止令』を出した。
アユミは当然ブータレたが、親父と俺も彩佳さんに賛同したため渋々ながら料理を諦めた。
しかし───…
「ど、泥棒…!?」
帰宅した彩佳さんがリビングを見て咄嗟に110番しそうになったのも無理はない。

