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失恋キューピッド
第10章 ***深之side***

「その…つまり、急に家事を手伝いたいなんて、どういう風の吹き回しなんだ?」
「それは…」
言いにくそうに目を逸らすアユミの仕草は、嫌というくらい見覚えがある。
「…そっか、好きな男が出来たんだな?」
口に出した途端に心臓がズキンと痛んだ。
その痛みにも、嫌というくらい覚えがあった。
(俺はアユミじゃなく、リナを選んだんだ。痛みなんて感じるはずがない…)
「よ、良かったな!それにしても、アユミのヤル気を引き出す男なんて初めてじゃないか?…どんな奴なんだ?」
「どんなって…料理上手で体育会系な人、かな?」
「それは…」
言いにくそうに目を逸らすアユミの仕草は、嫌というくらい見覚えがある。
「…そっか、好きな男が出来たんだな?」
口に出した途端に心臓がズキンと痛んだ。
その痛みにも、嫌というくらい覚えがあった。
(俺はアユミじゃなく、リナを選んだんだ。痛みなんて感じるはずがない…)
「よ、良かったな!それにしても、アユミのヤル気を引き出す男なんて初めてじゃないか?…どんな奴なんだ?」
「どんなって…料理上手で体育会系な人、かな?」

