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第11章 転機

────数十分後…

「ほー、なるほどね〜」

本気になった母には敵わず、これまでの事を全て自供させられてしまった。

「そもそも何で即答したのよ？考えさせてとか言えば良かったのに。そうすれば、少なくともその日のうちに寝取られることはなかったはずよ？」

「その時はホントに無理だと思ったんだもん。ミユキのこと恋愛対象として見るなんて…」

「あ〜あ、わが娘ながら情けないわね〜」

「い、今は後悔してるし酷い断り方だったことを含めて反省してるってば」

「まあ、またフラれたとしても『姉』ってポジションは変わらないんだし、家に居座って小姑として嫁をイビり出すって手もあるわよ」

「しないわよ！」


まったく、娘を何だと思ってるんだろう。