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失恋キューピッド
第4章 幼なじみ
「どうしたの、まさかプレゼントの催促?」

今日はミユキの誕生日だからドアを開けながらそう言ってからかってみたが、いつもみたいに『んなわけねーだろ!』とか突っかかってこないから調子が狂う。

「黙ってないで何とか言ってよ、ボケっぱなしでこっちが恥ずかしいじゃない」

「…アユミ、これ」

やっと口を開いたミユキがケーキボックスを あたしに押し付ける。




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