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失恋キューピッド
第8章 チャンスの神様は後ろハゲで底意地が悪い

「どうしたんだよ?」
「どうもしない、お腹空いてないだけ」
そう言った途端にお腹がグゥ〜ッと鳴る。
自分のお腹にまで裏切られた気分だ。
「意地張らずに晩飯食えよ、今夜はアユミの好きなグラタンだぞ?」
「〜〜ッいらないもん」
「なに怒ってるんだよ、クッキーが苦かったのがそんなに嫌だったのか?」
───そうだよ、あたしじゃなくカノジョのためにミユキがクッキーを焼いてあげたのが気に入らないの。
って言ったら、どんな顔をするだろう?
「どうもしない、お腹空いてないだけ」
そう言った途端にお腹がグゥ〜ッと鳴る。
自分のお腹にまで裏切られた気分だ。
「意地張らずに晩飯食えよ、今夜はアユミの好きなグラタンだぞ?」
「〜〜ッいらないもん」
「なに怒ってるんだよ、クッキーが苦かったのがそんなに嫌だったのか?」
───そうだよ、あたしじゃなくカノジョのためにミユキがクッキーを焼いてあげたのが気に入らないの。
って言ったら、どんな顔をするだろう?

