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ロイヤル&スレイヴ!
第1章 プロローグ―ゲーム開始のベルが鳴る

「斎宮、土鈴学園に転入しないか」


ある日の放課後、私は担任の佐々木先生に呼び出された。

理由はわかっている。
両親の失踪。

あまり金遣いのよい人たちではなく、それでも親として最低限の生活費は私に置いてくれていたけれど、
先月の失踪でそのお金すらも無くなってしまった。

高校に支払われているのは前期の学費だけ。

私は、てっきり退学になるものだとばかり思っていた。腹を括らなければ、と。

だから、予想外のことに私は瞬きをするしかできなかった。
転入、なんて。

考えてもいなかった。ううん、考えられるはずがなかった。

何かしゃべろうと言葉を探すが、見つからない。

それに転入できるお金があれば、この学校を退学したくない……し。


「先生、私」


一年生の教師陣の中ではダントツに若い佐々木先生は、困ったように首を傾けて笑う。


「転入なんてしたくない、って顔に書いてあるぞ。だから言いたいことはわかる」


すると、先生は机の引き出しからひとつのファイルを取り出し、私に見せた。


「私立土鈴学園。ここなら奨学金制度を使って通えるはずだ。……ちょっと変わった学校だけどな」

「ちょっとまってください、先生」
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