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ロイヤル&スレイヴ!
第3章 2.学園生活スタート。
アイドル並みの容姿とオーラなのに、中身は歳相応の男の子たち。


だから一緒にいるとほっとするのかな。


二人とも全然気取ってないし、転入してきたばかりの私を気にかけてくれるし、
仲良くなれて本当によかった。


でも、やっぱり男の子らしく、委員会とかには消極的なのかな、と思うとちょっとおかしくなった。


けど、猛くん。

保健委員って結構やりがいあるんだよ?


前の学校では一応、保健委員だった私。


候補する人がいなかったらロングホームルームのときに手、あげよっかな。



「保健委員会なら、私、入るつもりだよ?」


せっかくなので、話題に乗っかってみた。

生徒会長の滝くんなら、この学校の委員会のことにも詳しそうだったから、お話、聞いてみたい。

……という、軽い気持ちだったのだけれど。



賑やかな会話がぴたりと止んでしまった。


息をするのもためらうような沈黙が、一瞬で広がる。


滝くんと猛くんの様子を伺ってみると、一旦停止のように動きを止めて、私に視線を集中させている。


私、何か余計なこといった……のかな?


「あ、あの……」

楽しそうに話していた二人をさえぎってしまったのが、申し訳なくて私はすぐに謝罪の言葉を探した。


すると、我に返ったように滝くんが上半身を前のめりにして、テーブル越しに「ぜったいだめーー!」と大きく叫んだ。


「未結が保健委員とかぜったい、駄目だから!!」



え、えぇ……?

どういうことなんだろう?
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