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ロイヤル&スレイヴ!
第4章 3.ウワサのあのコとあの4人

「はい。こちらこそよろしくお願いします。滝がこれからも迷惑をかけるかもしれませんが……あ」

温厚そうな笑みは、ふと、なにか嫌な事でも思い出してしまったとでもいうように眉間に寄った皺によってかき消されてしまった。

恭介くんは、頭を押さえると疲労の塊を追い出すように、大きな溜息を一つ、つく。


「滝の名で思い出しました。そろそろ溜まった仕事を片付けないと。斎宮さんと喋っていくらか気も紛れて、頭痛も治まりましたし」

頭痛は治まった。そう答える恭介くんは確かに、ここに来た時と比べて幾分表情は楽そうだけど…。

私に、そんな特効薬の如くすごい効果は備わっていない、です。



それにしても、溜まった仕事、かあ。


仕事、という響きはなんだか学生にはふさわしくない。

けれども、こんなに大きな学校だもの、やっぱり生徒会長や副会長にもなるとこなさなきゃいけない業務も多いんだろうな。


なにかできることがあれば、と思ったそのとき、保健室に持ち込んでいるお茶会グッズ(主に放課後の猛くんとのお喋り用)が私の脳裏をよぎった。



お薬は渡せないけど、でも。


「あの、ちょっと待ってて!」

失礼しました、と踵を返す恭介くんを慌てて呼び止めれば、私は食器類を収納している棚向かい、「あるもの」を手にとった。
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