この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ロイヤル&スレイヴ!
第4章 3.ウワサのあのコとあの4人


楯無先生が言っていた『キング』


楓くんが気を付けてって忠告していた、猛くんのことを指していると思われる『ジョーカー』



何回か耳にしてきたからこそ余計に気になってしまう。


「あ、あの…暁くん…」

「ん、なぁに?デートしてくれる気になった?」

「そ、それはちょっと置いといてもらえると……」

「えー」


口先をとがらせる暁くん。


えーって言われてもな……。それに私とデートしたって楽しくないと思うし……。


せっかくのチャンスだし。

聞きたい事、思い切って言ってみよう。


私は、すぅ、と小さく息を吸い込んだ。


「キングとか、ジョーカーって一体何のことか教えていただけると、助かるかなって」

「……んー。知りたい?」


僅かに首を傾けた暁くんは、こちらを確かめるようにじっとりと視線を送る。


金の瞳による見定めをこの身で受ける私は、彼のその妖艶な風貌に、すっかり魅入られてしまう。


発する言葉を失ってしまい、私は首を縦に二回、振った。


「キングやジョーカーっていうのはね――」

「暁!」


彼の唇の動きを一瞬たりとも見逃さないように、と意気込んでいたまさにその時だった。

涼やかでまっすぐな女性の声が、暁くんを呼んだのは。


声のした入り口の方にちらりと目線をむけた暁くんは、やれやれ、と困った様に微笑んだ。



「――ざーんねん、ここまで。俺、お迎えがきたみたい」


そういうと、暁くんは腰掛けていた椅子から離れて、大きく伸びをした。


扉の方へ向かう彼につられて目線を動かせば、先ほどの声の主の女生徒が立っていて。

声の主は遠目からでもわかるスタイルの良さ。


この学園って、アイドルとかモデル養成も兼ねてるんでしょーか……?
/145ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ