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秘密のキスは蜜の味【完結】
第2章 突然のキス

お昼過ぎまで布団でゴロゴロしてたけど…もうすぐ鏡也君が来る時間。

変に緊張してきた!

夕べのあれはなんだったの?

鏡也さんはお酒飲んでないはずだし…ってあたり前か車だし!

私に好意がある?
─────それはないな~‼

カラカった?
──── うん。これはあるかぁ─

身体がフラフラしてたから?
──心配してくれたんだよねきっと!


いろいろな可能性を妄想して自分の世界に入り込んでいたら………英美ちゃんに笑われちゃった。

「ふふっ……プッっ…葉瑠~…なに考えてんの?」


えっ?…………

「百面相してたけど」

そんなこと言われて恥ずかしい。



♪~♪ピンポーン♪~♪

「鏡也君だ!ほら葉瑠…行くよ」

あっ英美ちゃん!──妄想から抜けきれずどんな顔してればいいの?

ガチャ…
「お待たせ鏡也君昨日はありがとーね~♪」

「いえいえ!真司ひとりで二人の酔っ払いの面倒は大変だろうからね。 ちょうど車だったし」

鏡也さんがニヤニヤしながら私の顔を覗き込んでくる

そんな見ないでよ。

顔が真っ赤になってくのが自分でも分かる─


「葉瑠…顔真っ赤だよ」

英美ちゃん分かってるから余計な事言わないで!

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