この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第2章 突然のキス
お昼過ぎまで布団でゴロゴロしてたけど…もうすぐ鏡也君が来る時間。
変に緊張してきた!
夕べのあれはなんだったの?
鏡也さんはお酒飲んでないはずだし…ってあたり前か車だし!
私に好意がある?
─────それはないな~‼
カラカった?
──── うん。これはあるかぁ─
身体がフラフラしてたから?
──心配してくれたんだよねきっと!
いろいろな可能性を妄想して自分の世界に入り込んでいたら………英美ちゃんに笑われちゃった。
「ふふっ……プッっ…葉瑠~…なに考えてんの?」
えっ?…………
「百面相してたけど」
そんなこと言われて恥ずかしい。
♪~♪ピンポーン♪~♪
「鏡也君だ!ほら葉瑠…行くよ」
あっ英美ちゃん!──妄想から抜けきれずどんな顔してればいいの?
ガチャ…
「お待たせ鏡也君昨日はありがとーね~♪」
「いえいえ!真司ひとりで二人の酔っ払いの面倒は大変だろうからね。 ちょうど車だったし」
鏡也さんがニヤニヤしながら私の顔を覗き込んでくる
そんな見ないでよ。
顔が真っ赤になってくのが自分でも分かる─
「葉瑠…顔真っ赤だよ」
英美ちゃん分かってるから余計な事言わないで!