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秘密のキスは蜜の味【完結】
第2章 突然のキス

私が…返された携帯を見つめたまま固まってると

下げた視界に鏡也君が近付いて来るのが分かった。


なに?…うっ近っ!…チュッ。

えっ?

ハッと顔を上げると優し顔で鏡也君が微笑んでる


今…キスした? え~?
すると─
グッと腰を引き寄せられて─
小さく笑ったかと思うと、また─チュッ!って…

え、え?
目を見開き固まったままの私の顎を掴むと角度を変えて何度も何度も甘いキスを繰り返してくる。

はぁっやだぁ。

ダメなのに───ボーっとしてきちゃう。

だんだんと深くなるキスに膝がガクガクして崩れそうになった。


鏡也君は私の身体を支えようと腰に廻した手に力を入れる!
すると自然と鏡也君に凭れるような格好になった!


反対の手は私の耳を挟むように優しく撫でられて…

ちょっと鏡也君ってば……


鏡也君から眼が離せない。

しばらく私の眼をジッと見つめてたかと思ったら…

「葉瑠ちゃん…くちっ…あけて」ブンブン。

ダメっ!って言おうとしたのに僅かな隙間を縫って鏡也君の舌が私の口腔内にスルッと入り込む‼


「んっ~っ」
唇に吸い付かれて舌を深く絡ませてくる。

クチュクチュと響く音が耳を刺激してどんどん身体が熱くなる。

んっ、んっ~!!
「きょう……やっ…く… は~ちょっ、待っ…て」


「んっ? なにっ?」

鏡也君は眼を逸らさずにずっと私を見たまま口内を激しく舐めまわす!


ダメ!「誰っ…か…来ちゃっ……ぅ」

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