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つみとバツと結
第5章 伊崎キリコ
六時間後…


大阪を出てスグルと待ち合わせにしたのは俺のマンション。


「よう、久しぶりだな。」


俺は、スグルを見た瞬間に胸ぐらを掴み罵声を吐いた…


「お前、あの時から知ってたんだな!」


「落ち着け!まず、その手を話せよ。苦しいじゃないか。」


セイヤとは対照的に落ち着きを保つ。


セイヤは、取り合えずその手を離し悪い仕草をしながらテーブルに案内した。


「何故知っている…?」


出されたミネラルウォーターを飲みながら話すスグル。


「悪魔と神の戦いだろ?知ってるさ。前にも話したが俺が診た患者にお前と似た症状を持っている人がいた…」


「常盤ケイジと伊崎キリコ…だな!」


何も言わずに頷いた。
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