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第5章 伊崎キリコ

「その通り。で、俺はお前と会った三日後に診察した担当医を呼んで話を聞いた。驚いたよ！最初は関わる事を避けていたがそう言う秘密ごっての？好きでさ、色々調べたんだ。」


「その担当医の名は？」


「そうあせるな！話は最後まで聞けよ。」


焦るセイヤの状況を見て言葉を促した。


「調べたんだけど足跡すら掴めなくて参った所にある出来事がその担当医の心情を変えたのさ！」


「どういう意味だ？」


「手紙だよ。」


「手紙？」


「あぁ。その担当医宛に送られた物だったんだけどな…宛名と日付にまずビックリしたよ。」


水を一口飲むと興奮したように話した。


「俺の親父の同級生で優秀な成績を残した医学革命家の岩田ハヤトだった。」


なに…！