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第9章 約束、、から

その瞬間 患者さんの処置が終わる。

「はい、終わりましたよ、お疲れ様でした。
あと一回ですね、
また来週頑張りましょうね。」

少々大きめな 院長の声が 響く。

私も 小さめに お疲れ様でした、、
と言って 器具を 置いた。

院長は お婆さんを ゆっくり支え起こしながら

「 は や く、、、！」

なんか 殺気のような 冷たい汗が出る。

トイレに向かう。

胸の 鼓動！
身体中が ザワザワ 血流が 激しくなる。

な、、、なにを、、！
突然 なんて事をっ、、、！

で、、でも 意識とは裏腹に
二つある 奥のトイレに 入った。

ドクドク ドクドク、、、
心臓の 凄い振動！

立ち尽くしていると

すぐにトイレの扉が、、、
開いた。

い、、いんちょう、、、！
後ろ手でゆっくり扉をしめ ガチャリと鍵の音。

繊細な オルゴールのBGMが流れている。

「どうした。
早く。」
思わず スルスルと 下着を外していく。

わ、、私ったら、、何を、、、！

外の 向こうでは スタッフの声。
お婆さん と 大きな声で 何か話している。

「座って 足 ！、、、
開いて。」

とんでもない 突然の指示、
まるで 仕事作業の 延長のように

口調は 同じ、、か
少々 厳しい。