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第10章 長い 日曜日

時間通りに ポルシェが到着する。
今日は 黒のジャケット、中は濃いグレーのシャツ。
乗り込むと 膝から太ももにかけて露わになり、
膝上丈のワンピースが 短く見える。
少し 引っ張りながら 座り直す。

「よく似合ってる。」
「あ、ありがとうございます。。」

エンジンを唸らせて ポルシェが走る。
いつも 流れているENYAが 何故か今日は大音量だ。

散った桜が舞う国道を抜けて 高速道路に入る。
ETCを二回ほどくぐって 海沿いの側道へ。

ペンションのような 洋風の家に着いた。

ガレージのシャッターが開いてポルシェが滑りこむ。

海の音が 閉ざされた。
ガレージから 地下へ。

ち、、、地下室？、、？
家？ 自宅？
、、、いや なんとなく 生活感は なさそうな。

大きめの重そうなドアが開かれ 中に。

え、、、、っ、、、。

ジム？のような 器具が 広い部屋の あちこちに並んでいる。
いや、、、ジムじゃ、、ない。
多分、、、
多分 SMルームだ、、、、！

思わず 目をそらす、見てはいけない ような器具 、
というか 設備、、。